鶏肉とセリの鍋〜江戸の小鍋立て〜

鶏肉とセリの鍋〜江戸の小鍋立て〜

ぼちぼちセリの出回る季節になりましたね〜。ここ数年セリを使った料理を作る頻度が急に増えました。独特の香りが酒に合うもんで、我が家の肴にはちょいちょい登場します。

セリの生産量日本一の宮城の郷土料理にセリ鍋というのがあるんですが、ちょっとアレンジしてゴボウ、舞茸を加えて野趣溢れる鍋にしてみました。

本当は鴨で作った方が断然香りが引き立ちますが、なかなかその辺では売って無いんで、鶏もも肉でσ(^_^;)

材料

鶏もも肉 1枚
セリ 1束
ゴボウ 1本
舞茸 1個
カツオ出汁 400cc
醤油 小さじ2.5
味醂 大さじ1
酒 大さじ2
塩 小さじ1/2
粉山椒 適量

鶏もも肉に塩(分量外)を振って30分置いて下味をつけましょう。

ゴボウはささがきにして、水に30分位浸けてアクを抜きます。水は替えないで大丈夫です、あまりアクを抜き過ぎるとゴボウの風味が飛んじゃうんで程々にしときましょうσ(^_^;)

フライパンに胡麻油(分量外)をひいて、鶏肉を皮目から焼いていきますよ〜、弱火でじっくり時間をかけて焼きます。火が強いと身がバサバサになるんで気を付けて下さいね〜。

皮がこんがりキツネ色に焼けたらひっくり返して裏面もじっくり焼きます。

両面焼けたら適当にカットして皿に盛っておきます。舞茸も適当に切っておきましょう。

セリは根っこが美味いんで捨てちゃダメですよ〜、しっかり洗って一緒に鍋に入れましょうね。

出汁に醤油、味醂、酒、塩で味付けします。ささがきしたゴボウの水気を切って、ゴボウから煮ていきます。

ゴボウを5分位煮たら、舞茸と鶏肉をのせてもう少し火を通していきましょう。ここから弱火でコトコト煮ます。

5分位煮た所で火を止めてセリを投入、再び蓋をして2分位蒸らします。セリは火を通し過ぎちゃうと香り飛んじゃうんで、余熱で火を通す感じで大丈夫です。

小皿に取り分けて食べましょう♪鶏とセリと舞茸とゴボウの野趣溢れる香りが食欲そそりますよ〜。

粉山椒をかけてちょっとアクセントつけると、随分と乙な味になります。

セリ使い切っちゃったんで、二杯目は九条ネギを入れてみました。だいぶ雰囲気変わりますが、これはこれでまた美味いです。

もちろん締めの雑炊まできっちり頂きます。小さじ1/2位の醤油と塩をひとつまみ入れてご飯を茶碗一杯、少し煮込んで出汁を米に吸わせます。火を止めてから溶き卵と刻みネギ混ぜて2分蒸らして完成です。色の割にスッキリした味わいの、香り良い雑炊になりますよ〜♪

さて、今宵の直径20cmの小宇宙、小鍋立て晩酌はいかがでしたか。それでは皆様、良い晩酌を\(^o^)/