牛蒡のかて飯

牛蒡のかて飯

かて飯、もともとは廉価な雑穀や根菜を混ぜて米の量を抑える節約メニューの事だそうです。漢字では糧飯とか糅飯と書きますが、糅とは古い言葉で混ぜる的な意味なんだとか。秩父ではそのまま郷土料理になってるみたいですね〜。

今宵は『みをつくし料理帖』より牛蒡のかて飯をチョイスしてみました。魚も肉も使わず精進料理としてのかて飯なので、具材はシンプルに牛蒡と油揚げのみです。

材料

牛蒡 1本
油揚げ 1枚
米 2合
昆布出汁 380cc
醤油 小さじ4
酒 大さじ1
塩 小さじ1/2
あさつき 適量

牛蒡はささがきにして水に晒してアク抜きをします。水は替えずに30分ほど置きます。

米を研いでザルに上げ30分吸水させます。

油揚げはお湯をかけて油抜きをしてからキッチンペーパーで水気を切りましょう。

水気を切ったら縦半分に切ってから刻んでおきます。

土鍋に米、牛蒡、油揚げ、昆布出汁を入れ、醤油、酒、塩で味付けをします。

炊き上がったら20分蒸らしてからあさつきを加えて、サックリ混ぜて更に10分蒸らしましょう。精進料理は葱類はNGですが、彩り寂しいんで入れちゃいましたσ(^_^;)

茶碗に盛ってアサツキ飾れば完成です♪他の根菜やキノコ混ぜてももちろん美味いんですが、シンプルに牛蒡の野趣溢れる風味を味わうのも良いもんです。これなら酒のアテになりますねσ(^_^;)

茶碗酒片手に、江戸の煮売屋で一杯飲る町人の風情を楽しんではいかがでしょう。それでは皆様、良い晩酌を\(^o^)/