フィグログ

フィグログ

『和菓子の甘さは干し柿を最上とする』、砂糖が贅沢品だった江戸時代には、砂糖の1.5倍の糖度を持つ干し柿がとても重宝されていたそうです。

日本古来のスイーツで健康食品としても優れた効能のある干し柿。弟の嫁さんが手作りの干し柿を沢山持たせてくれたんで、酒の肴にしてみようかと……σ(^_^;)

今回はイタリアの伝統的なドライフルーツのお菓子『フィグログ』を作ってみます♪ワインやチーズとの相性は抜群、お酒の進む一品ですよ〜♪

材料

  • 干し柿 150g
  • ドライイチジク 75g
  • クルミ 100g
  • 蜂蜜 大さじ1
  • ラム酒 小さじ2

クルミは余熱したオーブンで4、5分ローストして、香りと甘みを出しましょう。

ローストすると皮が剥け易くなるんで、タオルで擦って綺麗にしましょう、食感も味も断然良くなります……とは言え、結構面倒くさいんでそのままでも大丈夫です。

干し柿は種とヘタを取り除き、ドライイチジクは付け根だけ落としてからなるべく細かく刻みます。

ホントはこれをフードプロセッサーにかけるんですが、我が家のフードプロセッサーは粘りのある固形物が苦手なので、包丁で叩きますσ(^_^;)

ある程度叩いたところで、蜂蜜とラム酒を加えましょう。ラム酒はなるべく香り良い物を選びましょうね〜、ちょっと贅沢して我が家ではロンサカパー使ってみました♪

粘り強く叩くとこんな感じ、意外と簡単でしたよ〜。

クルミは袋に入れて麺棒等で叩いて砕きます。細かさはお好みで、少し粗く砕いた方が食感が楽しくなるみたいですね。

先程のドライフルーツにクルミを加えて良く混ぜましょう。全体的にしっとりした所で2等分にしておきます。

巻き簾の上にラップを敷いて棒状に形を整えた物を乗せます。

このまま海苔巻きの要領で、巻き簾で形を整えましょう。

ラップの左右をキャンディのように捻って、両端の形も整えてくださいね〜、このまま一晩冷蔵庫で冷やし固めます。

一晩冷やし固めたらラップを外してアルミホイルの上に乗せて、更に2日位冷蔵庫で表面を乾燥させます。

フィグ=イチジク、ログ=丸太だそうで、直訳するとイチジクの丸太……その名の通りの容姿ですね〜(笑)

表面が乾燥すれば完成です。包丁で5mm厚位に切って食べましょう。チーズの塩気とドライフルーツの甘みが絶妙の相性なんで、合わせて盛り付けましょうね〜♪

もう一品干し柿バターを作ります♪

干し柿のヘタを落としてから、切れ目を入れて開きます。内側がまだ柔らかい時はこのまま冷蔵庫で2日位乾燥させましょう。

柿の表面が乾いたら冷蔵庫から出して、バターを用意します。2、3mm厚にスライスしましょう。

スライスしたバターを柿の上に乗せて、巻き易い様に包丁で切れ目を入れてから巻いていきます。

更にラップで巻いて形を整えたら冷凍庫に入れて固めます。

こちらも5mm位にスライスして盛り付けましょうね〜。

どちらもワインとの相性が抜群、たまにはお洒落な晩酌も良いですね〜♪もちろんウイスキーなどの洋酒にも合いますが、干し柿使ってるんで意外と日本酒でもイケちゃいます♪

それでは皆様、良い晩酌を〜\(^o^)/