ゴッコ汁
- 2019.01.19
- レシピ
ゴッコ……七福神の布袋様に似てるのでホテイウオとも呼ばれます………って、似てるか〜?(笑)
関東ではあまり馴染みの無い魚ですが北海道ではとってもメジャーな魚です。何とも愛くるしいフォルムですが、汁物にしたらめちゃくちゃ旨い魚ですよ〜。今日はこいつで北海道名物のゴッコ汁を作ってみましょう♪
材料
- ゴッコ 1匹
- ゴボウ 1本
- 大根 1/2本
- 長ネギ 1本
- 木綿豆腐 1丁
- 昆布出汁 1リットル
- 醤油 80cc
- 酒 40cc
ちょっと不思議な魚で、腹に吸盤が付いてますσ(^_^;)これで岩盤に吸い付いて暮らしてるんだとか……
まず腹を開いて内臓を取り出します。綺麗な肝が顔を出しますので、傷つけない様に取り出しましょう。そして雌なら卵、雄なら白子があるので丁寧に取り出します。
卵抱えた雌が人気なんですが、今回は残念ながら雄……流石に雌雄の目利きまでは出来ませんでしたσ(^_^;)でも雄の方が肝は大きいらしいので良しとしますかね♪
内臓を取り出した腹の中は綺麗に洗って、肝と白子も酒水で洗って血を流します。
卵の場合は袋を破って塩水で洗って滑りを落としてからザルで水を切っておきましょう。
内臓を抜くと何とも間抜けなフォルムに進化してますね〜(笑)
このままだと捌き難いので、先に熱湯をまわしかけて滑りを取ります。固まった汚れを水で洗い流しましょうね〜。皮が縮むので一回り小さくなって、もはや魚と言うよりはポケモンか何かですね……(笑)
普通の魚の頭を落とすのと同じ要領で、ヒレの後ろから斜めに包丁を入れて頭を落とします。エラや血溜まりを取り除いて綺麗に洗いましょう。
三枚におろしてから一口大に切り分けます。骨はほとんど軟骨に近いので家庭用の包丁でもブツ切りに出来ますよ〜。
昆布出汁を引いておきます。魚からガッツリ良い出汁出るので控えめで大丈夫です。
ゴボウは泥を洗い流してから、ささがきにしておきましょう。ゴボウの香りが抜けてしまうので、アク抜きは水で濯ぐ程度で大丈夫です。
沸騰した昆布出汁にゴボウとゴッコの身を入れて弱火で煮込みましょう。けっこうアクが出るのでこまめに取り除いて下さい。
20分位煮込んだらイチョウ切りにした大根を投入します。
醤油、酒で味付けをして更に煮込みましょう。
ここに豆腐とネギと肝を入れて一煮立ちすれば完成ですが、ちょっと一人晩酌には量が多いので、今回は半分づつ土鍋で仕上げますσ(^_^;)
ネギは斜め切り、豆腐は手で崩して土鍋へ投入します。
肝と白子は適当なサイズに切って鍋に入れます。綺麗で質の良い肝ですね〜、惚れ惚れしちゃいます♪
このままネギに味が沁みるまで煮込んで、細切りにしたネギの青い部分をあしらって蒸らせば完成です♪
以前作ったカジカ汁同様、北海道では鍋壊しと呼ばれるそうです。美味すぎて鍋を壊すほど突いちゃうからなんだとか。その名に違わない美味さです♪
それでは皆様、良い晩酌を\(^o^)/