鱈子の花煮
11月になると生の鱈子が出回り始めます。助宗鱈(正確には介党鱈)の卵なんで助子とも呼ばれ、生はこの時期だけの愉しみ、見かけたら即買いしてますσ(^_^;)
何故か白子は真鱈、卵は介党鱈の方が旨く高値で取引されるそうで、真鱈の卵(真子)は、その見た目から市場でキ○タマ呼ばわりされてます(笑)ちょっと旨味薄いけど、煮付けなんかは充分美味しいんですけどね。
そんなわけで今宵の晩酌は生の助子で作る花煮を肴にしてみました〜♪
材料
生たらこ 6〜8腹
出汁 600cc
薄口醤油 大さじ3
酒 大さじ3
味醂 大さじ3
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1/2
まず簡単に水洗いしてから全体的に塩(分量外)をまぶします。この時期だとまだちょっと小ぶりですね〜σ(^_^;)
15分位置いて余分な水分を出したら塩を洗い流してからキッチンペーパーで水気を切りましょう。
助子のつながってる部分を切り離して、切り口から縦に少しだけ切り開きます。ここから皮が破れて花が咲いた様になりますよ〜。
出汁をとりま〜す。市販の出汁でも大丈夫ですが、シンプルな味付けのツマミなんで、出来ればちゃんと出汁引いた方が旨いです。市販の出汁パックでも充分です。
出汁を煮たたせて調味料を全て入れます。再度煮立ったところで助子を投入、切り口から綺麗に開いて花が咲きます♪そのまま再度沸騰する手前で火を止めましょう。
火を通し過ぎるとボソボソの食感で美味くないんで、余熱で火を通しましょうね〜。
そのまま粗熱とれるまで冷まして、味を含ませます。
冷めたところでタッパーに移して冷蔵庫で冷やします、この時、煮汁を茶漉しで濾した方が煮汁が綺麗で見映え良くなります。
ちなみに茶漉しに溜まった卵は出汁をたっぷり吸って最高に美味いです。この摘み食い晩酌は料理人の特権ですね〜♪
器に盛って出汁を張れば完成です。出汁を吸ってしっとり食感と助子の旨味がたまりませんね〜♪
合わせる酒はもちろん日本酒、旨味のしっかりした純米酒が良いですね〜。今夜は長野の大雪渓にしてみました。長野でもトップクラスの醸造量ながら、そのほとんどが県内で消費されてる地元に愛される日本酒だそうです。
海の肴に山の酒、なんとも贅沢な取り合わせです。
それでは皆様、今宵も良い晩酌を\(^o^)/