月別:2018年3月

若竹煮

出会いもの……同じ季節に出回る旬の食材で、料理の相性が良い組み合わせのことなんだそうです。海の幸、山の幸、里の幸から、たまたま同じ時期においしくなる食材を出会わせて、それぞれの美味しさを引き出す料理です。代表的なものに筍と若布、鰤と大根、鯛と蕪、棒鱈と海老芋などがあります。 単に旬と言っても、日本には『走り』『旬』『名残り』なんてのがあるんで、粋な出会いもんに頭を悩ませるのも料理人の愉しみです♪ […]

イワシの梅煮

俗に梅雨鰯と呼ばれる様に、イワシは梅雨の頃から脂が乗り始めて、旬は初夏〜秋とされています。ただ回遊魚なんで産地によってバラツキもあり、北陸では少し早く、晩冬〜春には脂の乗った真鰯が食べられれるそうです。 もちろん刺身でも焼いても旨いんですが、今宵は時間かけてじっくり煮込んでみましょうかね〜。そんな訳でイワシの梅煮です。 材料 イワシ 5匹 梅干し 大3個 昆布出汁 1L 醤油 100cc 酒 10 […]

マカジキのねぎま鍋 〜小鍋立て晩酌〜

カジキと聞くとマグロの代用品の様な安っぽいイメージがあるかもしれませんが、このマカジキは別格、黒鮪に勝るとも劣らない旨味のある魚です。 特に刺身はマグロの様な濃厚な脂の旨味は少ないものの、赤身の旨味が凝縮された味わいがたまりません♪流通量は多くないんであまり見かけませんが、脂の乗ってくる秋〜冬は見つけたら即買い必至ですσ(^_^;) 今日は近所のスーパーで切り身を見つけたんで、久しぶりに『ねぎま鍋 […]

りゅうきゅう

大分の郷土料理に『りゅうきゅう』と言う肴があります。独自の醤油ダレに胡麻と薬味を加えて、青魚や白身の刺身を漬け込む料理です。 九州なのに『りゅうきゅう』とはこれ如何にって感じですが、胡麻を使う料理を指す利休が訛った説、沖縄の漁師から伝わった漁師飯なんで琉球説、など諸説ありの様ですσ(^_^;) ともあれ、新鮮な刺身を豪快にタレに浸して食べる漁師飯はとびきり美味いです♪ 青魚や白身って事で、大鯵と最 […]

タコの桜飯

三月に入ってぼちぼち春めいてきました♪ 桜の時期には少し早いですが、今宵は春を待ちわびて、タコの桜飯と洒落込んで見ましょうかね〜。 桜飯にも、醤油入れて炊いた物や、桜の花の塩漬け使った物など色々ありますが、個人的には色合いも味も蛸の桜飯が一番♪ちびちび箸で摘めば酒の肴にもなります(笑) 真蛸の旬は真冬なんで少し時期外してますが、最近はモーリタニア産とかのぼちぼち美味いタコも一年中出回ってるんで、あ […]