月別:2018年2月

生若布とワカメスープ

この時期、茅ヶ崎へ釣りに行くと船宿からエボシ岩周りで収穫されたワカメのお裾分けを頂いたりします♪今宵はクーラーボックスの中身が寂しいんで若布で晩酌です(笑) 日本人には馴染みの食材なんで年中ある様に思われがちですが旬は春、この時期に収穫した物を塩蔵したり乾燥保存したりしています。刺身で食べるのは今の時期だけの楽しみなんです♪早速下処理しちゃいましょう。 生のワカメはこんな茶色してます。まず真ん中の […]

ギバサ

ギバサ、秋田の郷土食ですが、正式にはアカモクという比較的日本全国に分布する海藻です。新潟では長藻、山形では銀葉藻と呼ばれて食べられているそうです。 この海藻の持ち味は何と言っても強烈な粘り気、メカブや他の海藻とは比較にならない納豆クラスの粘り気が魅力です♪あまり海藻肴に晩酌する事も無いんですが、これだけは別格ですよ〜♪ まずはさっと水洗いしてゴミが混じっていたら取り除きましょう。この時点ではあまり […]

独活の酢味噌和えときんぴら

ぼちぼち寒さも緩み始めて、春が近付いて来ましたね〜。今宵は少し春を先取りして独活を肴にしてみましょう♪ 天然物の旬は関東では4月前後ですが、今の時期には寒ウドと呼ばれる柔白の栽培物が出回ってます。緑色の天然の山独活に比べると香りはやや劣るかもしれませんが、春を先取りって事で今日のところは栽培物でσ(^_^;) まずは水洗いしたウドの枝芽を取り、茎を4cm巾位に切り揃えます。 皮を少し厚めに剥いてお […]

自家製カラスミ 〜後編〜

自家製カラスミ作りも佳境に入ってきました、次は酒漬けの工程になります。 日本酒の中に漬け込みま〜す。酒はケチらず純米酒、飲んでも美味いのをチョイスしましょう。保存性を高めるのにアルコール度数が高い米焼酎を1/3の割合で入れるのもありですが、我が家は日本酒オンリーで漬けてます。途中で上下を入れ替えて約10日冷蔵庫で保存します。 酒漬け工程を終えると、すっかり元の柔らかさに戻ってるかと思います。バット […]

自家製カラスミ 〜前編〜

日本三大珍味、いつ誰が決めたんだかは知りませんが、江戸時代から越前の「塩雲丹」、三河の「海鼠腸」(このわた)そして長崎野母の唐墨は、「天下の三珍」としてもてはやされたそうです。 カラスミは、中国(唐)の墨に似た形なので唐墨と、太閤秀吉に当時の長崎代官が洒落で答えたのが由来らしいですが、ボラの卵を塩漬け、塩抜き、天日干しと手間暇かけて作る、三大珍味の名に恥じない逸品です。 勿論お値段の方も三大珍味で […]