栗の渋皮煮

栗の渋皮煮

ぼちぼち秋の気配が漂ってきましたね〜。栗畑の草刈り手伝ったご褒美に立派な栗をお裾分けしてもらいました♪

秋を代表する果物『栗』…………そう、実は農水省の分類では樹木になる物は果物とされているので、栗は果物です(笑)ちなみにイチゴや西瓜、メロンは樹木じゃなくて草なんで、野菜になりますねσ(^_^;)

更に驚きなのは、栗の渋皮の部分が果実で、普段食べている部分は種だという事実……(´⊙ω⊙`)

そんな事聞いたら、果実を剥いて捨てちゃうのは栗に失礼な話ですよね〜σ(^_^;)酒の肴的には微妙なトコですが、ちょっと手を掛けて渋皮煮にしてみましょう。

材料

栗 600g
重曹  10g
砂糖 500g位(鬼殻剥いた栗と同量)

ボウルに栗を入れて、たっぷりの熱湯を注ぎます。このまま一晩放置して鬼殻を柔らかく剥き易くします。

鬼殻のザラザラした方から包丁で切れ目を入れ、そのまま包丁で殻をめくる様に剥きましょう。半面剥けば残りは手で剥けちゃいますよ〜。

剥いた栗は乾燥すると割れやすくなる様なので、水に浸けておくと良いみたいです。

栗が充分浸かる水に5g位の重曹を溶かして、水から茹でていきましょう。

渋皮の灰汁が抜けて、煮汁がエグい色になってきますσ(^_^;)沸騰して10分位茹でたら、火から降ろして流水で冷やしましょう。

粗熱が取れたら指の腹で優しく擦って、筋やゴミを取り除きます。

これを2、3度繰り返して最後に重曹を抜くために水だけで茹でて下拵えは完了です。

いよいよここから煮込んでいきますよ〜。今回は蜜煮っぽく砂糖だけで煮てみましょう。

鍋に栗を敷いて砂糖を全量かけて、極弱火で加熱しましょう。じわじわと溶けてシロップ化した砂糖で、時々鍋を揺すって焦がさない様にじっくり煮て下さいね〜。

砂糖が全て液状になったら5分位煮て、そのまま冷ましながら一晩味を馴染ませます。翌日には栗の水分が抜けているので、栗を保存容器に取り分けて、シロップにもう一度火入れしましょう。

沸騰したシロップは栗の容器に戻して、このまま2、3日味を馴染ませて完成です。

味が馴染む前ですが、ちょっとつまみ食いσ(^_^;) しっとり仕上がって、なかなか良い感じです。

酒の肴にはもうちょい手軽な一品を用意してますね〜。『栗の渋皮揚げ』同じ様に鬼殻を剥いて……

………素揚げにするだけ……簡単でしょσ(^_^;)

揚げ過ぎない様に注意して下さいね〜、塩をまぶして完成です。

栗の野趣あふれる味わいと、ほっこりした食感が後引きますよ〜♪

渋皮煮を蜜煮にしないで塩味で煮ちゃってもツマミになりそうです。それでは皆様、良い晩酌を\(^o^)/