りゅうきゅう

りゅうきゅう

大分の郷土料理に『りゅうきゅう』と言う肴があります。独自の醤油ダレに胡麻と薬味を加えて、青魚や白身の刺身を漬け込む料理です。

九州なのに『りゅうきゅう』とはこれ如何にって感じですが、胡麻を使う料理を指す利休が訛った説、沖縄の漁師から伝わった漁師飯なんで琉球説、など諸説ありの様ですσ(^_^;) ともあれ、新鮮な刺身を豪快にタレに浸して食べる漁師飯はとびきり美味いです♪

青魚や白身って事で、大鯵と最近お気に入りのゴマハチメを用意してみました♪

ゴマハチメはメバルの仲間で、一般的にはタヌキメバルとか真ソイとか呼ばれてます。なかなか味のある魚で、昆布締めにすると絶品ですよ〜。

材料

魚 2匹
濃口醤油 大さじ4
味醂 大さじ3
酒 大さじ1
小葱 1/3把
炒りごま 小さじ2
生姜 1片

魚はは普通に三枚におろして、酒水で軽く濯いで水気を切っておきましょう。

手鍋に酒と味醂を入れ火にかけてアルコールを飛ばすため煮切ります。アルコール飛んだら醤油を加えて冷ましときましょう。

醤油は普通の物より、たまり醤油や旨みの濃い醤油を使った方が旨いです。ただ九州の甘い醤油使う時は味醂と酒の分量を逆にして下さいね〜。

今日は最近お気に入りの小豆島ヤマロク醤油の木桶作りの醤油を使ってみます。ほんのり甘みもあり、何より旨味が濃くてこういう料理には抜群に合います♪

小骨を取り皮を引いてから刺身を切ります。小葱、生姜、胡麻、タレを加えて和えちゃいましょう。このまま20分置いたら食べ頃です。一晩寝かせても良いんですが、そこはお好みで♪

個人的には少し寝かせた方が好きなんですが、我慢出来ずに30分で晩酌スタートしちゃいますσ(^_^;)酒は麦焼酎ロックにカボス絞ってみました、抜群です♪

一晩寝かせた切り身をご飯に乗せて卵の黄身落とした『りゅうきゅう丼』もクセになります。味の濃い刺身に黄身のコクがプラスされて大満足ですよ〜♪

更に更に〜の三段活用👍
アラで取った出汁400ccに薄口醤油と酒を小さじ2、塩小さじ1/2で味付けした出汁をかけて『りゅうきゅう茶漬け』も外せません♪

結局2日間に及ぶりゅうきゅう尽くしを満喫しちゃいました♪早いトコ次の魚を釣り行きたい気分です。

鰤などもう少し脂の強い魚使っても味わい変わって美味しいですよ〜。それでは皆様、良い晩酌を\(^o^)/