ながらみ塩茹でと黒バイ貝
春から夏にかけて貝も旨くなる季節です。特に酒の肴に重宝するのが茹でた貝類、シッタカ、バイ貝、ツブ貝なんかは居酒屋でも定番ですよね〜。
そんな中でもイチオシはこの「ながらみ」ですかね〜。正式名はダンベイキサゴというそうですが、千葉から静岡にかけて生息する比較的ローカルな巻貝です。
子供の頃は伊豆に住んでたんで、普通に食卓に上ってましたが、今や流通量も少なく稀少品σ(^_^;)気軽には食べれなくはなりましたが、やっぱり見かけると買っちゃいます♪今宵は黒バイ貝も見つけたんで、貝晩酌と洒落込んでみましょうかね〜♪
まずは3%の塩水を作って塩抜きしましょう。500mlの水に大さじ一杯程度の塩を溶かして、ここに貝を入れ4時間〜6時間冷暗所に置いておきます。
吐いた砂をもう一度吸い込まない様にザルに入れて少し底から浮かせておくと良いですよ〜。
まずは、ながらみを茹でます。淡白な旨味が信条の貝なので塩茹でが一番です。1.5〜2%の塩水に入れて水から茹でましょう。
中弱火でじっくり温度を上げて沸騰手前でトロ火にして5分位茹でましょう。水から茹でないと、身が奥に引っ込んで食べにくくなるし固くなるんで、くれぐれも水からですよ〜。
アクをすくって火を止めたらそのまま自然に冷まします。冷めたら冷蔵庫入れて2、3日は保存出来ますよ〜♪
バイ貝は少しぬめりがあるんで、一度茹でこぼします。1.5%の塩水に入れて水から火にかけて沸騰したらお湯をこぼして、水洗いします。
殻も綺麗に洗って汚れをしっかり落としましょうね〜。
バイ貝は醤油と相性良いんで、味付けして炊いていきます。鍋に水300cc、酒100cc、濃口醤油50cc、味醂50ccを合わせて、水気を切ったバイ貝を入れ、中弱火で温度を上げます。
沸騰手前で弱火にして10分茹でましょう、そのまま自然に冷まします。
器に盛って完成です、貝好きとしてはこの段階で既に至福のひと時です。
ながらみは渦巻きの中心に近い所に楊枝を刺して、慎重にクルッと回すと綺麗に取れますよ〜。蓋になってる茶色い板は外して下さい。肝にクセも臭みも無いんで、丸ごと食べてくださいね〜♪上品な旨味にノックアウトされる事確実です。
黒バイ貝も同様に取り出して茶色い蓋外します。こちらは肝が柔らかいので取り出すのは中々難しいですが、こちらは身の濃厚な旨味と歯ざわり、食べ応えが良いトコなんで気にせず食べましょうσ(^_^;)
いつもは日本酒合わせるトコですが、今宵は焼酎ロックで涼しげにしてみました♪
それでは皆様、良い晩酌を\(^o^)/