牡蠣の宝船

牡蠣の宝船

個人的に好きな時代小説『みをつくし料理帖』に牡蠣の宝船という料理が出て来ます。牡蠣の昆布焼きの昆布を宝船に見立てて作る焼き物なんですが、なかなか粋な料理です。

我が家では正月に7粒の牡蠣を乗せて七福神の宝船を気取って肴にしてますが、縁起も良いし見た目も映える、その上美味いってんで人気の逸品です。

欲張りなんで、今宵は七福神の神様の数を増やして作ってますが、そこはご愛嬌で(笑)

材料

牡蠣 大7~10粒位(加熱用)
日高昆布 25〜30cm(なるべく幅広の物)
日本酒 大さじ1
醤油 少々

昆布は船形にするので、使い易い日高昆布が良いそうです。なるべく幅の広い物を選んで下さいね〜、水で軽く濡らしてから5分程置いておきましょう。牡蠣は軽く水洗いしてから片栗粉をまぶして汚れを取ります。詳しくはこちらから。

昆布を二つ折りにして、端から3cm位の所をタコ糸で縛ります。両端を縛って下さいね〜。

縛った昆布の折り目を指で開いて船形に整えます。

昆布の上にした処理して水気を切った牡蠣を載せていきます。両サイドに小振りな物を詰めると綺麗に盛れますよ。

昆布の両端を持ってフライパンに載せます。本当は炭を熾した七輪の上で炙りたいトコですが、家庭ではなかなか難しいんで、フライパンで充分ですσ(^_^;)

火をつけてやや弱火でじっくり炙ります。しばらくして牡蠣が膨らみ始めたら日本酒に醤油を数滴混ぜた物をかけて蓋をします。

このまま4、5分蒸し焼きにしていきましょう。牡蠣が充分膨らんだら火が通った証拠です、蓋を開けて少し水分を飛ばしますよ〜。水分飛ぶと昆布がやや船形に戻ってくれます。

昆布の両端を持って器に盛り付けます。このまま熱いうちに頂きましょう、昆布の旨みと牡蠣の旨味がダイレクトに味わえる一品ですね〜♪酢橘やレモン添えても良いですが、今日のところはシンプルに攻めてみました。

お酒はもちろん日本酒、燗酒をきゅ〜っと飲りながら『こいつはいけねぇよぉ〜』と一人身をよじりながら食べてますσ(^_^;)

それでは皆様、良い晩酌を〜\(^o^)/