カジカ汁 〜小鍋立て晩酌〜

カジカ汁 〜小鍋立て晩酌〜

関東でカジカというと、淡水魚のハゼに似た小魚を思い浮かべますが、北海道近辺ではカサゴや虎魚に似た底物の魚になるんだそうです。

個人的には淡水魚のカジカの骨酒も、海のカジカの汁も大好きですが、どちらも最高の出汁が出る所は共通な様ですね〜♪

特に海のカジカは鍋壊しと呼ばれ、美味すぎて鍋の底までつついて壊す程だと言われてます(笑)

今日はそんなカジカを使って、カジカ汁を作ってみますよ〜。それでは今宵も、直径20cmの小宇宙、小鍋立て晩酌を愉しみましょう♪

見た目グロテスクなはずなんですが、写真に撮ると妙にコミカルになっちゃいますね〜σ(^_^;)実際はぬめりもあって、普段魚捌かない人はドン引きレベル、解体は魚屋任せでも(笑)

材料

カジカ 1匹
じゃがいも 大一個
人参 1/2本
大根 1/8
豆腐 1/2丁
長ネギ 1本
昆布出汁 600cc
日本酒 50cc
味噌 大さじ2
薄口醤油 小さじ2
味醂 小さじ1

ヒレの脇から斜めに包丁を入れて左右から頭の付け根の背骨を切りましょう。内臓はあまり傷つけない様に注意して下さいね〜。

頭を外すと一緒に内蔵も取れます。このオレンジのトコが肝です、ここが美味いんで取っておきましょう。

頭は二つに割って、身は皮を剥いでから三枚におろしましょう。皮は手で引っ張れば剥がせます、上手く剥けない時は背びれの付け根に切れ目を入れておけば簡単です。

まな板の上にアラを並べて塩(分量外)を振ります、両面振って20分位放置してしっかり余分な水分と臭みを抜きましょう。

20分経ったらお湯をかけて湯霜してから綺麗に洗います。

鍋に昆布出汁を沸かしてアラを投入します。身と肝は後で使いますんで、まだ冷蔵庫で保管して下さい。長ネギの頭を臭み消しに入れ、アクは掬って綺麗にします。

大鍋で取った出汁を500cc小鍋に移して、カマの部分も小鍋に取ります。一口大に切ったジャガイモ、いちょう切りの大根、人参を加え火をつけます。沸いたトコでぶつ切りにした身を加えてアクをすくいます。

手でちぎった木綿豆腐と5cm位に切った長ネギを加えて更に煮込みます。

肝を包丁で叩いて鍋に加えます、ここで弱火にしてコトコト煮込んで、肝の旨味を汁に移していきますよ〜♪

肝の旨味がたっぷり汁に沁み出せば完成です。味噌と肝の香りが相まってたまらん香りです。

鍋を壊さない様に小皿に移して食べましょうかね〜(笑)じゃがいもが北海道っぱくてグッドです、2日目の少し煮崩れたトコが旨いですよ〜。

今回は2匹分作ったんで、継ぎ足しながらエンドレスカジカを楽しみま〜す♪

それでは皆様、良い晩酌を〜\(^o^)/