蕗の青煮とほろにが蕗ご飯
春になると出てくる蕗の薹(フキノトウ)はよく天ぷらにして食べますが、葉の方を料理する機会はあまりありませんよね〜σ(^_^;) なんでも平安時代から栽培している日本原産の由緒正しい野菜なんだそうです。
そういえば、みをつくし料理帖で蕗を使った料理があったのを思い出して、畑の隅に自生している野蕗を収穫してみました♪本のレシピを真似して料理してみましょうかね〜。
まず蕗を軽く水洗いしてから鍋に入る大きさに切り分けます。今回は大きめの鍋使うんで半分に切ってみました。
そのまま、まな板の上で塩を振って板ずりします。こうすると色鮮やかに綺麗に仕上がりますよ〜♪
板ずりを終えたら、太さ毎に分けておきます。太さによって2分位茹で時間変わるんで、何となくで構わないんで分けておいた方が仕上がり良いです。
鍋にたっぷりのお湯を沸かしてから、まず根元の太い部分を投入、1分後に中太、更に1分後に細いトコを投入して計5分位茹でます。
全体的にしんなりしてくれば茹で上がりです。
ざるに上げてから氷を入れた冷水に放ちます。
粗熱が取れたら皮剥きです。端に包丁で切れ目を入れて、包丁と親指で皮を挟んで引っ張りましょう。結構気持ち良く剥けますよ〜。
皮を剥いたら変色しない様に水に浸しておきましょうね〜。ちなみに伽羅蕗作る時は皮剥かずに煮込むそうです。下処理はここまで、水を替えながら冷蔵庫でこのまま一週間は保存可能です。
まずは蕗の青煮を作っていきますよ〜。まず下拵えした蕗を5センチ位に切り揃えます。
鍋に出汁400cc、酒大さじ1、味醂大さじ1、塩小さじ1、薄口醤油少々を鍋で沸かします。沸騰した所へ蕗を入れて一煮立ちさせます。
すぐにざるに上げて、団扇などであおいで急いで蕗を冷ましましょう。
煮汁が冷めたところで、蕗を戻し入れて一晩味を含ませれば完成です。
続いて蕗ご飯を作りましょうね〜。こちらは蕗を2センチ位に切り揃えます。
土鍋に吸水を終えた米2合、蕗(100g位)、酒大さじ1、塩小さじ1、水400ccを入れて炊きましょう。
炊き上がったら15分蒸らしてからよく混ぜて、更に10分蒸らします。米だけで炊いて後から蕗を混ぜた方が青みが綺麗ですが、個人的には一緒に炊いて蕗の香りが全体にまわった方が好きですね〜σ(^_^;)
器に盛り付けて完成、どちらも蕗の素朴なほろ苦さを感じられる様に控えめな味付けです♪
軽い飲み口の日本酒と合わせたいですね〜。純米酒より本醸造の淡麗辛口でも飲みましょうかね。それでは皆様、良い晩酌を\(^o^)/