鯛飯と鯛茶漬け
春の産卵期を終えて身の痩せた真鯛は、夏場には麦わら鯛と呼ばれ蔑まれますが、初冬にはしっかり力を蓄えて脂もグッと乗って来ます。これから真冬にかけて一番旨い季節を迎えます♪
ただ水温が下がる程釣るのは難しくなるんで、釣り人は今の季節が美味い鯛を食べる大チャンスなんですよね〜σ(^_^;)
刺身はもちろんですが今宵はもう一品、鯛飯、鯛茶漬けを作ってみましょう♪
材料
真鯛 30cm位の物一匹
米 2.5合
青葱 5本位
昆布 10cm位(出汁用)
炊き込み用調味料
出汁 450cc
薄口醤油 大さじ3
酒 大さじ2
味醂 大さじ2
濃口醤油 小さじ1
塩 少々
茶漬け用出汁
出汁 400cc
薄口醤油 大さじ1
酒 小さじ2
塩 少々
真鯛は頭を落としてから三枚におろしましょう。身は半身は炊き込み用、半身は鯛茶漬け、で使います。
カブトは縦に割って、中骨は下側に血溜まりがあるので血溜まり部を切って綺麗に洗いましょう。
アラに軽く塩をして30分程置いて余分な水分と臭みを抜きます。
30分置いて表面に水分が滲んだら、沸騰したお湯をかけて湯霜にしてから汚れを水で洗い流します。
鍋にアラ、昆布、水1リットルを入れて極弱火でゆっくり火を入れて出汁を取ります。
沸騰しない程度に30分位火を入れるとこんな感じです。このまま冷ましておきましょうね〜。
米を研いで30分位給水させておきます。
鍋に米、骨の部分を外した鯛の身、炊き込み用調味料を入れて炊いていきますよ〜♪今回はアラが余ってたので、素焼きして見栄え良く一緒に入れてみましたσ(^_^;)
出汁をしっかり取ってあるので、もちろん無くても大丈夫です。
炊いてる間に青葱を刻んでおきましょう。
炊き上がったら15分蒸らしてから蓋を開けます。美味そうに炊けてますね〜♪
カブトと骨を取り出して、刻みネギを加えてからサックリと混ぜます。ここから更に10分蒸らして完成です。
器に盛り付けて完成、このままで充分美味いです♪
続いて鯛飯用の刺身の準備です。中骨の部分を外した切り身を俎板の上に乗せ、キッチンペーパーを乗せてから熱湯をかけて、湯霜にします。
よく水で冷やしてから、キッチンペーパーで水分を切っておきます。
茶漬け用の出汁は簡単です、茶漬け用出汁の調味料を鍋に入れて火を入れアク取りすればオッケーです。
器に盛った鯛飯の上に削ぎ切りにした鯛の身を並べて、青葱をあしらってから出汁をかけ回せば完成です。
胡麻風味で醤油で味付けした茶漬けも旨いんですが、今宵はすまし汁仕立てでシンプルに魚の旨味を味わいましょう♪