年別:2018年

4/5ページ

タコの桜飯

三月に入ってぼちぼち春めいてきました♪ 桜の時期には少し早いですが、今宵は春を待ちわびて、タコの桜飯と洒落込んで見ましょうかね〜。 桜飯にも、醤油入れて炊いた物や、桜の花の塩漬け使った物など色々ありますが、個人的には色合いも味も蛸の桜飯が一番♪ちびちび箸で摘めば酒の肴にもなります(笑) 真蛸の旬は真冬なんで少し時期外してますが、最近はモーリタニア産とかのぼちぼち美味いタコも一年中出回ってるんで、あ […]

生若布とワカメスープ

この時期、茅ヶ崎へ釣りに行くと船宿からエボシ岩周りで収穫されたワカメのお裾分けを頂いたりします♪今宵はクーラーボックスの中身が寂しいんで若布で晩酌です(笑) 日本人には馴染みの食材なんで年中ある様に思われがちですが旬は春、この時期に収穫した物を塩蔵したり乾燥保存したりしています。刺身で食べるのは今の時期だけの楽しみなんです♪早速下処理しちゃいましょう。 生のワカメはこんな茶色してます。まず真ん中の […]

ギバサ

ギバサ、秋田の郷土食ですが、正式にはアカモクという比較的日本全国に分布する海藻です。新潟では長藻、山形では銀葉藻と呼ばれて食べられているそうです。 この海藻の持ち味は何と言っても強烈な粘り気、メカブや他の海藻とは比較にならない納豆クラスの粘り気が魅力です♪あまり海藻肴に晩酌する事も無いんですが、これだけは別格ですよ〜♪ まずはさっと水洗いしてゴミが混じっていたら取り除きましょう。この時点ではあまり […]

独活の酢味噌和えときんぴら

ぼちぼち寒さも緩み始めて、春が近付いて来ましたね〜。今宵は少し春を先取りして独活を肴にしてみましょう♪ 天然物の旬は関東では4月前後ですが、今の時期には寒ウドと呼ばれる柔白の栽培物が出回ってます。緑色の天然の山独活に比べると香りはやや劣るかもしれませんが、春を先取りって事で今日のところは栽培物でσ(^_^;) まずは水洗いしたウドの枝芽を取り、茎を4cm巾位に切り揃えます。 皮を少し厚めに剥いてお […]

自家製カラスミ 〜後編〜

自家製カラスミ作りも佳境に入ってきました、次は酒漬けの工程になります。 日本酒の中に漬け込みま〜す。酒はケチらず純米酒、飲んでも美味いのをチョイスしましょう。保存性を高めるのにアルコール度数が高い米焼酎を1/3の割合で入れるのもありですが、我が家は日本酒オンリーで漬けてます。途中で上下を入れ替えて約10日冷蔵庫で保存します。 酒漬け工程を終えると、すっかり元の柔らかさに戻ってるかと思います。バット […]

自家製カラスミ 〜前編〜

日本三大珍味、いつ誰が決めたんだかは知りませんが、江戸時代から越前の「塩雲丹」、三河の「海鼠腸」(このわた)そして長崎野母の唐墨は、「天下の三珍」としてもてはやされたそうです。 カラスミは、中国(唐)の墨に似た形なので唐墨と、太閤秀吉に当時の長崎代官が洒落で答えたのが由来らしいですが、ボラの卵を塩漬け、塩抜き、天日干しと手間暇かけて作る、三大珍味の名に恥じない逸品です。 勿論お値段の方も三大珍味で […]

牡蠣の宝船

個人的に好きな時代小説『みをつくし料理帖』に牡蠣の宝船という料理が出て来ます。牡蠣の昆布焼きの昆布を宝船に見立てて作る焼き物なんですが、なかなか粋な料理です。 我が家では正月に7粒の牡蠣を乗せて七福神の宝船を気取って肴にしてますが、縁起も良いし見た目も映える、その上美味いってんで人気の逸品です。 欲張りなんで、今宵は七福神の神様の数を増やして作ってますが、そこはご愛嬌で(笑) 材料 牡蠣 大7~1 […]

牡蠣と豚バラのレモン鍋 〜小鍋立て晩酌〜

レモン、輸入物が多く通年出回っていますが、国産のレモンの旬は冬になるんだそうです。グリーンレモンは10~12月、黄色く色づいた物は12月下旬から3月頃に出回ります。なんと生産量の約5割は広島、そんな訳で広島にはレモンを使ったメニューが多いんですが、そんな中でも名産の牡蠣と合わせたレモン鍋は特におすすめです♪‏ 鍋にレモンって意外な取り合わせですが、レモンの酸味が爽やかで牡蠣と豚肉合わせるとなんとも […]

牡蠣飯

真牡蠣の美味い季節になりました♪ 日本の牡蠣は夏に旬を迎える岩牡蠣と、冬が旬の真牡蠣に大別されます。特に2月〜3月の真牡蠣は産卵に備えて栄養を蓄えて、味も滋養も最高なんだそうです。 真牡蠣は江戸時代には深川あたりでも養殖され、大正時代には東京湾が日本一の水揚げ量を誇ったんだとか。江戸っ子も牡蠣で一杯飲ってたんでしょうね〜。 生牡蠣、焼き牡蠣、蒸し牡蠣、鍋、酢押し、牡蠣豆腐、時雨煮、カキフライ、と料 […]

牛蒡のかて飯

かて飯、もともとは廉価な雑穀や根菜を混ぜて米の量を抑える節約メニューの事だそうです。漢字では糧飯とか糅飯と書きますが、糅とは古い言葉で混ぜる的な意味なんだとか。秩父ではそのまま郷土料理になってるみたいですね〜。 今宵は『みをつくし料理帖』より牛蒡のかて飯をチョイスしてみました。魚も肉も使わず精進料理としてのかて飯なので、具材はシンプルに牛蒡と油揚げのみです。 材料 牛蒡 1本 油揚げ 1枚 米 2 […]

1 4 5